病室に戻り、相変わらず陣痛の波が来ると、「ひっひっふー」のラマーズ法、主人に腰をさすってもらうという事を繰り返していました。
お昼ご飯は、確か主人に食べてもらったような気がします。(記憶が曖昧。)
午後からも相変わらずでしたが、気づくと、腰をさすってくれている主人の手が止まりがちに・・そして、私の肩のあたりに頭が当たっています。
私が朝早くに起こしたのが原因か、こっくりこっくりと睡魔に襲われているようでした。私が、「もう、いいよ。休んでて」と言うと、確か「車で寝てくる」という話になったと思います。
その様子を見ていた、今日入院してきた隣の
ベッドの
妊婦さんが話しかけてきました。
「優しいご主人だね。うち、2人目なんだけど、1人目の時も主人はいなくて、一人で産んだよ。まぁ、私はその方がいいんだけどね。立会いするの?」
私「その予定ですけれど・・。」
隣の妊婦さん「ふぅん・・。私はいやだから、しないけどね。がんばってね。」
そんなやり取りの後しばらくして、その妊婦さんは個室が空いたという事で、そちらに移って行かれました。
私も昨日、この4人部屋に一旦入った後、「個室にされますか?」と聞かれましたが、金銭的余裕もない為、このまま4人部屋で・・と、お願いしていました。
午後2時頃になると、さすがに私も疲労が激しくなってきて、
「いつになったら生まれるんだろう?いったい、いつまでこの痛みが続くんだろう?」
と、なんだか情けない、悲観的な気持ちになっていました。
それでも、陣痛の波はやってきます。主人が戻ってきたので、また腰をさすってもらっていました。
そして、3時頃・・急に、自分の意思とは関係ない「いきみ」を感じました。一瞬、ここで勝手に生まれてしまうのか?と思ってしまったほどです。あわてて、ナースコールのボタンを押しました。「どうしました?」の言葉に、「あの・・勝手にいきんでしまうんですけど・・。」
しばらくして、看護師さんが来て子宮口の開き具合を見てくださると、ほぼ全開らしく、分娩室へ移動という事になりました。
看護師さん「歩けますか?」
私「今、ちょっと無理です・・」
よっぽどでない限り、分娩室へは歩いて行くのが通常です。
私は、そのままじっとして、陣痛の波が去るのを待ちました。
陣痛の波が去ったのを感じ、座ってみると、なんともありません。(これが、本当に不思議です。)今の内に・・と、急いで分娩室へ歩いて行きました。
この時、主人が立会いしたい事を伝えると、その予定は聞いていないと言われたようでした。きっと、私が言うのを忘れていたのだと思います。しかし、立会いはOKがでて、主人が手術着を着て、マスク、帽子を着用しているのが見えました。
分娩台へなんとか座りましたが、先生はいらっしゃいませんでした。
ちょうどその時出産中の他の妊婦さんがいらっしゃり、先生はそちらに行っておられたのでした。
幸い、先ほどのような強い「いきみ」がなく、普通の陣痛の状態でしたので、ラマーズ法で痛みを逃しながら、先生を待ちました。
やがて、先生が来てくださり、いよいよ出産が始まりました。